2026年10月10日 確認・公開(第34回の募集要項にもとづく)
この記事は、2026年10月10日時点の募集要項を、執筆アプリ「綴箱(つづりばこ)」の運営者が読んでまとめたものです。正式な判断は主催者が行います。応募する前に、必ず公式ページで最新の内容を確かめてください。
・電撃小説大賞 応募要項: https://dengekitaisho.jp/novel/apply.html
・よくある質問: https://dengekitaisho.jp/novel/question.html
結論:補助ならOK、本文と構成の主要部分はNG。使ったら申告する
規定の要点は3つです。
- 使ってよいのは「誤字脱字のチェック」「表現の整え」「アイデア出し(ブレインストーミング)」など、創作を支援する補助的な範囲
- 作品本文の執筆や、構成の主要部分をAIが生成した場合は、審査の対象外
- 執筆の途中で生成AIを使ったら、使ったツールと目的を書いて申告する
つまり、AIを使ったこと自体が不利になるわけではありません。規定の範囲で使い、正直に申告することが大切です。いちばん避けたいのは、使ったのに申告しないことです。
規定のポイント(要項より)
| 利用範囲 | 「誤字脱字のチェック」「表現の整え」「アイデア出し」など補助的な範囲に限る。本文の執筆や構成の主要部分をAIが生成した場合は対象外 |
|---|---|
| 申告 | Web応募は作品本文の一番最後に、カクヨム応募は作品説明に、利用ツールと利用目的(例:誤字修正、アイデア整理など)を簡潔に書く |
| 著作物性 | 著作物として法的に認めるのが難しい使い方と判断された場合は、審査の対象外 |
| 制作過程の開示 | 必要に応じて、使ったツール名・指示(プロンプト)・生成された内容・その使い方の開示を求められることがある。いつでも出せるよう記録を残しておく |
| 利用規約 | 使うAIツールの利用規約やルールを確かめて守る |
この使い方はOK? 具体例で整理
以下は、規定の文面から私たちが読み取った目安です。迷うときは主催者に問い合わせてください。
OKの範囲(申告は必要)
- 書いた文章の誤字脱字をAIにチェックしてもらう
- ぎこちない言い回しを指摘してもらい、自分で書き直す
- アイデアの壁打ち(「この設定で面白くなる要素は?」と相談する)
- 登場人物・用語の一覧づくりや、設定の矛盾チェックなど、自分の原稿の整理
- 書いた原稿の感想をもらい、直すかどうかは自分で決める
気をつけたい
- AIにプロットを出してもらう:ネタ出しの参考にするのは「アイデア出し」の範囲ですが、AIが出した筋書きをほぼそのまま使うと「構成の主要部分をAIが生成」にあたるおそれがあります。話の筋は自分で決めましょう
- AIに文章を直してもらう:誤りの指摘を受けて自分で直すのは補助ですが、段落ごと書き換えさせて採用するのは「本文の執筆」に近づきます
NG
- 本文をAIに書かせる(AIの下書きを手直しする場合も含めて注意)
- 物語の構成の主要部分をAIに作らせる
申告はいらないと考えられるもの
- 縦書きで見え方を確かめる、文字数や枚数を数える、原稿をPDFにするなど、生成AIを使わない道具
申告の書き方(例文)
Web応募なら本文の一番最後に、カクヨム応募なら作品説明に書きます。「何に使ったか」と「本文は自分で書いたこと」がわかるように、短く書けば十分です。「○○」には使ったツールの名前を入れてください。
また、開示を求められたときのために、「いつ、どのツールに、何を頼み、どう使ったか」をメモやスクリーンショットで残しておきましょう。
なろう・カクヨムに載せている作品は?
電撃小説大賞はカクヨムからも応募できます。ほかの投稿サイトに載せている作品も応募できますが、扱いが違います。
- カクヨム以外のサイト(小説家になろうなど)に載せている作品は、応募期間中、掲載をやめるか非公開にする必要があります
- ほかのコンテストと同時に応募すること(二重投稿)や、ほかのコンテストで入賞した作品の応募はできません
投稿サイトにも、それぞれAI利用のルールがあります。
| 小説家になろう | 作品ごとに「AI直接使用/AI間接利用/AI補助的利用/AI不使用」の4つから選ぶのが必須。アイデア出しや誤字脱字チェックは「AI補助的利用」にあたり、第三者には表示されません。 公式のガイドライン |
|---|---|
| カクヨム | AIの使い方に応じて「AI本文利用」「AI本文一部利用」「AI補助利用」のタグを付けるよう呼びかけています。コンテストに応募する作品は、当てはまる場合は必ずタグを付けます。 公式のお知らせ |
カクヨムから電撃小説大賞に応募するときは、タグ(カクヨムのルール)と作品説明での申告(電撃小説大賞のルール)の両方を忘れないようにしましょう。
応募原稿の形式も確認
Web応募の長編は、1ページ 42字×34行で 80〜130ページです(短編は 15〜30ページ)。ファイルは txt、Word、一太郎、PDF などで送れます。カクヨムから応募する場合は、長編 10〜15万字で完結していることが条件です。
書いた原稿が何ページになるかは、無料の縦書き原稿 PDF 作成で確かめられます。形式で「応募原稿(詰め)42字×34行」を選ぶと全体のページ数が表示され、そのまま PDF にできます。登録は不要で、文章は外へ送られません。